2011/11/10
ASIMO先生とヴェルヌ先生
ジュール・ヴェルヌは「人が想像できることは、必ず人が実現できる」といった。そんな言葉がふと去来した、新型ASIMO。素直に、すごいと感じたわけで、人って然う然うなかなか素直にすごいって思わないから、本当にすごいんだと思う。
日々、「今」を積み重ねて暮らしていく中で、どれだけ「未来」のことを考える時間が持ててるかって、実はすんごい大事なことで。それは自分のこと、周りの人のこと、社会全体のこと、なんでもいいんだと思うけど、「こうだったらステキなのに」「きっとこう良くなっていくんだろう」とか、ポジティブに理想論的に未来のことを考えることが、結局、未来を創っていくんだろうなあ。
ヴェルヌの言葉を逆説解釈するならば、「想像できもしないことを、実現なんて絶対に出来ない」ということ。やりたいと強く願うだけでは何も実現されないのは当然だけど、願わなくては何も形にならないんだと思う。もしかしたら、手塚治虫が鉄腕アトムを描かなければ、ASIMOはこの世に存在していないかもしれない。きっと、想像と創造の関係ってそういうことなんだと思う。
何より新しいことは、人の概念を揺さぶるし、価値観に波紋を起こす。それが多分、人間っていう生き物が社会っていう集団を形成して楽しく幸せに継続的に生きながらえる上で、必要な自浄作用なんだと最近は定義してるんです。具体的に、空腹が満たせたり、不便が改善されたり、安全が確保できることは、すべからく重要だけど、未来を思い描き見せることも、バイタルだと思うんだ。
だから自分は、そういうことで、誰かの役に立ちたいなあなんて、ASIMOは思い出させてくれました。
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うんじゃあ、とりあえずちっちゃな親孝行でもしておくれ。
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