2012/12/31

ゆく年2012 

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2012/1/24  ウユニ塩湖の真ん中で撮影



あっという間の2012年でした。こうやって実家で年末特番見飽きて、でも寝るのもまだなんだなーとか思ってブログ書いているのも、ついこないだ同じことをやったと思ったんだけどね。年をとると歳月に加速度がつくので、恐ろしいもんです。

今年は、人生初がたくさんあったよい年でした。自分でも努めて人生の幅を広げることにいろいろ挑戦できた気がする。でも、振り返ってみると、結構仕事におけることが多かったのかも知れないすね。



1月:
怒涛の有給消化 / 弾き初めライブ×2 / 同期と送別温泉旅行 / 南米独行

2月:
新しい仕事がスタート / あいさつあいさつあいさつな毎日

3月:
オリジナルバンド【Kitchen】の初ライブ / 転職後初のプレゼン

4月:
初の取材記事が掲載 / 友人結婚式でピアノ / DCPRGライブ

5月:
初の寄稿記事掲載 / サポートライブ×1 / 転職後初の競合プレ→勝利!

6月:
販促会議賞がんばった / 怒涛のタスク増加に耐え抜く

7月:
人生初広島 / 富士登頂(2回目) / 恒例の長瀞会で阿佐美冷蔵

8月:
試用解除で正社員に / オーガスタキャンプ / ライジングサン参戦で大はしゃぎ / 直島アート一人旅 / 転職後初会社にお泊まりw

9月:
人生初NHKに出演 / 京都旅行 / 人生初鹿児島 / 山中湖で垢落とし / スカイツリーのふもとでビアガーデン / 大事な後輩の結婚式

10月:
今年一番のクソ忙し / 新しい家探し / 怒涛の引っ越し準備 / ちょいちょいNHKに出る / 寄稿記事が再び新聞に載る

11月:
人生初スカイダイビング / 目黒からの脱出→中目黒で新生活 / 販促会議賞協賛企業賞受賞 / プロジェクトリニューアル / なぜか新卒採用サイトにのっちゃうw / 1月ライブの練習が始動 

12月:
毎週末家具探し / 転職後初満額ボーナス! / 風邪ひく / ビッグな案件にアサインされて年明けの死亡が確定する / 箱根で癒し → イマココ!


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とても恵まれた一年だったことは、こうやって書き起こしてみても改めて思うことで、感謝感謝でございます。いろいろな”初モノ”を体験できたのも、一重に身を置く環境を変えたことに起因するといえると思います。

視野を新しく、新鮮に世の中を見つめるためという意味では、どんなに決意を新たにしようとも、どんなに新しい目標を見つけようとも、「物を見る自分の立ち位置自体を変える」ことにはかなわないと思うのですよね。その意味でも、転職してみて気づいたことが今年の収穫のほとんどだったように思います。「ああ、やはり自分は間違っていなかった」と思えたこと。「環境を変えようとも逃げることのできない克服すべき壁なのね」と思い知ったこと。「どこに身を置こうとも、大事にしないといけないことだわ」と分かったこと。それらを通して、何気なく過ぎて行った一年でしたけど、だいぶ強くなったように思うし、来年の自分に課したハードルの高さもなかなかのもんだなあと怖くもなったりします。ただ、これといった挫折も失敗もなくここまでやってこれたのは、一重に環境と人に恵まれたっていう、繰り返しまくっていますが、それに尽きる。仕事において自分に関わってくれた皆様には本当に感謝です。ありがとうございました。

今、なにか行き詰っていて人生が楽しくない人は、出来るのなら、身を置く場所を変えてみるのがなによりだと思います。そういう意味で、誤解を恐れずにいうけど、転職は、熟慮したのちにするそれなら、とてもいい経験だと思うし、自分が大事にしたいことがクリアになる、無茶苦茶苦しいけど気持ちのいい工程だと思った。少なくとも、うちは一片の悔いもございません。気持ちをコネコネするよりもなによりも、逃げだと言われようがなんと言われようが、いいから今いる状況を変えてみること。これが一番なんじゃないかな。うちの場合はそんなに切迫した事情があったわけじゃないけれど、それでも、あれだけ悩んだことは自分の人生の財産になっていると思います。


ただなにより心に残っているのは、南米旅行かなあ。あそこに行く有給を使うことができただけでも転職の価値はあったよw 日本人はもっともっと職場の同僚を敵に回してもいいから、どかんと有給をとるべきだし、そのほうが国民の総幸福量が格段にあがるなと真面目に考えてしまったくらいw ウユニ盆地の夜空の星は、もうあれに勝る星空は二度と観れないんだろうと思うくらいの満天の光で、星って本当に瞬くんだってことに気づかされた。なんだか圧倒的な自然からすれば、人間は細かいお互いのルールの中でやれ成功しただの勝っただの、こちょこちょやってるに過ぎないのかもしれないなあなんて、転職有給中のあの旅で思えたのは、もしかしたら、一番良かったのかもしれないですね。大体のことは、大したことない。だから、どうせやるなら、変に気をつけすぎないで、気楽に、もっと楽しい方にいけるように、思うように頑張ればいいさって。


来年の目標は、来年になったら改めて考えようと思いますけど、新しいことをもっともっとし続けていけたらいいなと思ってます。いろいろな感動がわが身に降り注ぐように。そのために、恐怖と億劫を、好奇心で凌駕できるように、ちょっと頑張ればいいと思います。ひとつ具体的なことをいうとしたら、やっぱり海外に旅したいですね。


2012年、関わってくれた皆様、本当にありがとうございました。
来年もどうぞ、懲りずに仲良くしていただけますとうれしいです。
ではでは、よいお年をお迎えくださいませ!




今年の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年まとめ

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今年の映画レビュー これまでのものはコチラ↓
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2011年7月

今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年1月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年2月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年3月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年4月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年5月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年前半
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年7月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年8月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年9月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年10月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年11月

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2012年の「目指せ100本切り!」、先ほど力つきましたw 結果は、93/100!
あと約14時間足りなかった… バイザウェイ、とりあえず下に全部並べてみた。クリックするとそれぞれのレビューに飛べます。


2012年01月~2012年12月 (93作品)
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション [DVD]
陰日向に咲く 通常版 [DVD]
オーストラリア [DVD]
仮面の男 [DVD]
アース スタンダード・エディション [DVD]
モテキ DVD通常版
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]
アンフェア the answer DVDプレミアム・エディション
ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]
モンスターズ・インク [DVD]
ダイ・ハード [DVD]
マネーボール [DVD]
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]
アイアンマン [Blu-ray]
インクレディブル・ハルク [Blu-ray]
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 [DVD]
ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]
クール・ランニング [DVD]
第9地区 [DVD]
戦火の馬 DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]
The Help. Movie Tie-In
Tinker Tailor Soldier Spy/裏切りのサーカス[リージョンA]
アイアンマン2 [Blu-ray]
映画 テルマエ・ロマエ ムジカ・コレクティオン
素晴らしき哉、人生〈特別版〉 [DVD]
トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]
シャーロック・ホームズ [DVD]
ザ・メキシカン [DVD]
K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]
ウォーリー [DVD]
宇宙兄弟 OFFICIAL GUIDE BOOK  (TOKYO NEWS MOOK)
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- <通常版> [DVD]
アポロ13 [DVD]
マイティ・ソー [DVD]
プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション
クリフハンガー [DVD]
アルマゲドン [DVD]
阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]
ブレードランナー 最終版 [DVD]
ハングオーバー! [DVD]
そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD]
シックス・センス コレクターズ・エディション [DVD]
博士の愛した数式 [DVD]
タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド [DVD]
マトリックス リローデッド 特別版 [DVD]
八日目の蝉 通常版 [DVD]
ダーク・シャドウ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
過去のない男 [DVD]
海猿 スタンダード・エディション [DVD]
LIMIT OF LOVE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]
おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
ヘルタースケルター『映画パンフレット』 監督 蜷川実花 キャスト 沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、鈴木杏、寺島進、哀川翔、窪塚洋介、原田美枝子、桃井かおり
Mr.インクレディブル [DVD]
トーマス・クラウン・アフェアー [DVD]
アベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
「るろうに剣心」オリジナル・サウンドトラック
パンチドランク・ラブ DTSエディション [DVD]
ディープ・ブルー [Blu-ray]
ジュラシック・パーク 3 [DVD]
ミスト [DVD]
アウトレイジ [DVD]
運命のボタン [DVD]
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [DVD]
SECOND WIND
ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [DVD]
ボーン・アイデンティティー [DVD]
スピード [DVD]
アウトレイジ ビヨンド(北野武監督) [DVD]
THE LAST MESSAGE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版 [DVD]
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 [DVD]
エクスペンダブルズ (期間限定価格版) [DVD]
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スタンダード・エディション [DVD]
『のぼうの城』オフィシャルブック
Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0
免許がない! [DVD]
七人の侍 [DVD]
ハンニバル [DVD]
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
マルコヴィッチの穴 [DVD]
レッド・ドラゴン [DVD]
ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える [DVD]
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]
ガープの世界 [DVD]
レ・ミゼラブル(ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド出演) [DVD]
シン・シティ スタンダード・エディション [DVD]
カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]
ミニミニ大作戦 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
太陽がいっぱい [DVD]


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転職1年目のどったばたの中でもこれだけ見る時間を自分として作れたことはまずまずなのですが、あと7本で100行けたっていうのだけが心残りですね… 数が重要ではないのはもちろんわかっているのですが、一方で、14時間くらいその気になれば絶対に捻出できただろうという思いもあり。まあ、来年107本見ればいっか笑

93本の中で、特に印象に残っているのは、次の5本ですかね。


The Help. 
読了日:04月02日
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八日目の蝉 通常版 [DVD]
読了日:06月24日
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おおかみこどもの雨と雪 
読了日:07月30日
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レ・ミゼラブル
読了日:12月30日
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5本中3本は、新作として劇場で観たわけで、3作とも劇場で観る価値ありの名作でしたね。

「Help」は、人種差別というシリアスなテーマであるにも関わらず、魅力的な人物たちとウィットにとんだ会話とプロットで、カラッと描いていた良作。笑っておしまいにせず、しかし落ち込ませて投げっぱなしにするわけでもなく、とっても上品な映画でしたね。

「八日目の蝉」はテレビ放送を録画してみたわけですが、押しつぶれそうな愛憎と、悲しいくらいに美しい瀬戸内海の景色が、震えました。永作博美の演技が、怖いくらいに切ない。波止場での最後のシーンで彼女は何を思って子供を送ったのか。母娘の絆についてぐるぐる考えさせられる重たい作品。

「おおかみこどもの雨と雪」は、これも母子のお話なんだけど、なんだろう、基本設定である”おおかみと人間の混血児”というひねり以外は、なんらひねりなく日常が続いていくだけなのに、なんでこんなに泣けるんでしょう。細田守監督の『この作品は人によって泣けたといってくれる場所が全然違う。それはおそらく、泣かせてやろうと作ったんじゃないからだと気づいたんですね。映画に泣いてるんじゃなくて、見た人それぞれが自分の人生に泣いているんだと』っていうSWITCH誌でのコメントが、今年映画まわりで得た慧眼の中でイチバンだったと今でも思う。何気ない日々の描写が、見る人の過去をふるわせる、超名作でした。

「ヘドウィグアンドアングリーインチ」は、バンドマンなのに今更な観了でした。ヘドウィグの表情がね、とっても乙女で、彼女が抱く人間や愛や生きることに対しての思いも、その表情のごとくピュアで、切なくて。人が人と関わって生きていくことと、それによってよくも悪くも相対化されてしまう「自己」について、めっちゃイカすロックナンバーと共に考えさせられる作品。「愛の起源」の歌詞が、いいのよめっちゃ。

最後。「レ・ミゼラブル」。今年イチの号泣映画でした。でも、誤解をおそれずに言うとその号泣はほとんど、アン・ハサウェイの個人技によるもの。割と序盤ですが、彼女が絶唱する「夢破れて」が、とてつもないシーンになっています。後悔と悲哀とそれでも振り切れない愛情と恨みとが、あんなに歌に込められるのかと。凄まじいものを見せられた感じです。正直、そのシーンのエネルギー量が半端じゃなすぎて、その後は1.5時間くらいは残り香みたいなもんです笑 でも、それでも十分に5つ☆に値する凄まじい絶唱でした。アン・ハサウェイこわい。


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テレビ放送の録画ものばっかりになっちゃった時期もあって、ちゃんと自分が観たいと思うものをもっと能動的に選択して観れたら、全体的にもっとハッピーな映画ライフを一年通じて送れたなあというのが個人的な思い。これは読書でも音楽でも言えることだけど、単純に時間があるかないかという問題以上に、「自分のそのときの生活の気持ちのリズムに合うかどうか」が大事なわけですね。もう3年くらいずっと「利己的な遺伝子」を読めずに積んじゃっているのも、時間がないわけじゃなくて、あの内容を咀嚼できるリズムを生きれてないというのが大きい、みたいな話と一緒で。観た後ぐるぐるしちゃうような大作から、遠ざかってしまった時期が多かったですね。

来年はその辺の切り替えをうまーくやって、もっともっと心と価値観を揺さぶるものを観ていけたらいいですね。特にぐるぐるしないライトな娯楽作品もたまには大事なんだけどさ、心をゆさぶることを自分に突きつけるのが、うちがわざわざ100本も1年間に映画を課している理由なんだからね。

明日から、また100本、リカウントでスタートです。来年は、
・映画館でもっと新作を見ましょう。
・古典的な名作をもっともっと見ましょう。アカデミーは1950年から全さかのぼりで。

って感じで、楽しい映画ライフしていきます。んでは。
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