今年の映画レビュー これまでのものはコチラ↓
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2011年7月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年1月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年2月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年3月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年4月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年5月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年前半
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年7月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年8月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年9月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年10月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年1月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年2月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年3月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年4月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年5月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年前半
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年7月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年8月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年9月
今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年10月
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11月観た映画の整理。結局、テレビ放送の録画の流し見がほとんどになってしまった… 中々劇場に1,800円払って見に行くに耐える映画って冷静に考えると少ないのですよね。時間もないし。なんて、言い訳はさておいて、とりあえずレビュー。
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aginさんの本棚 - 2012年11月 (7作品)
劇場で観たのは「のぼうの城」と「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。劇場というその場に来たお客さんにちゃんとエンターテイメントを届けていたっていう意味では確実にのぼうの城に軍配。キャストも豪華で撮影にもお金結構かけた感じのある、劇場映えする作品だったと思います。連名監督の方っぽの樋口真嗣はいわゆる特撮マンで、タイムリーなところではヱヴァQの同時上映作品だった「巨神兵東京に現る」の監督もやってたりするんだけど、これまた今月観た「隠し砦の三悪人」なんか見ると分かるけど、やっぱり単独で監督やらせると、うーん…っていう人なんですよね。彼の特撮技術を十分に活かし、人間ドラマに昇華したもう一人の連名監督、犬童一心さんがやっぱり良かったんでしょうね。ナイスコンビ芸でした。
ただ、のぼうの城はどこまでいっても、「あー面白かった!」っていって劇場から最寄り駅までの間に大体消化し終わる作品だったのに対して、ヱヴァQはひどかった。いい意味でも悪い意味でも。もともとエヴァっていうのは、暗くて絶望的で主人公の中2っぷりにイライラして(実際中2だからしゃーないんだけど)、そんでもって設定・ストーリーが難解でオーディエンス振り落としまくりなんだけど、そこに惹かれる憧れるぅ!な作品だったわけです。そうじゃなきゃ、初代のTV放送後からこんなに年月が経っているのに、こんなに華々しくリメイクなんか成り立たないわけで。序と破がびっくりなほど明快でヒロイックな仕上がりだったので若干油断していた人が多かったと思うのだけど、Qで、ああ、なんつーか、この鑑後感がヱヴァっぽさだったなあなんて思いだしていたわけです個人的には。「難解が故に、独特の徒労感と、でも頭のどこかで気にし続けてしまう残尿感」がヱヴァっぽいとすれば、一度解釈されてしまったプロットに対しては、その感じを抱いてもらい続けることは不可能なわけで、つまり「ヱヴァがヱヴァっぽくあり続けるためには、一度出来あがった”ヱヴァっぽさ”を自己破壊しつつ、新たな”残尿感”を立ち上げなければならない」っていう宿命がそこにはあるんだと思う。だから、「こんなのヱヴァじゃない!」っていう人が多いのも百も承知であえて言いますと、庵野さんはヱヴァをリメイクするとした時点で、こうでもしないと成り立たなかったんじゃないかと思うんだよね。
ただやっぱり、劇場で大勢のオーディエンスを楽しませるということから評価を下すとすると、どうしても☆2つになるわけですが、その評価の理由は、そういうことです。とりあえず完結するまで単体で評価できないっていうのも大いにあるけど。これでまた、次回作まで大勢のオーディエンスが賛否両論巻き起こしつつ、続きが気になって気になってしょうがない症候群にかかっていくっていうこの状態こそが、「ヱヴァの呪い」なんじゃないかなんて、思うわけ。庵野さんはそこんとこ、驚くほどSでいやらしい笑
年間100作品目指して現在、80/100。はい、12月に20作品見れば100本達成ですねw もう、無理しないことにしよう… でも、まだ目指しますよ。ええ。楽しい楽しい12月w
ただ、のぼうの城はどこまでいっても、「あー面白かった!」っていって劇場から最寄り駅までの間に大体消化し終わる作品だったのに対して、ヱヴァQはひどかった。いい意味でも悪い意味でも。もともとエヴァっていうのは、暗くて絶望的で主人公の中2っぷりにイライラして(実際中2だからしゃーないんだけど)、そんでもって設定・ストーリーが難解でオーディエンス振り落としまくりなんだけど、そこに惹かれる憧れるぅ!な作品だったわけです。そうじゃなきゃ、初代のTV放送後からこんなに年月が経っているのに、こんなに華々しくリメイクなんか成り立たないわけで。序と破がびっくりなほど明快でヒロイックな仕上がりだったので若干油断していた人が多かったと思うのだけど、Qで、ああ、なんつーか、この鑑後感がヱヴァっぽさだったなあなんて思いだしていたわけです個人的には。「難解が故に、独特の徒労感と、でも頭のどこかで気にし続けてしまう残尿感」がヱヴァっぽいとすれば、一度解釈されてしまったプロットに対しては、その感じを抱いてもらい続けることは不可能なわけで、つまり「ヱヴァがヱヴァっぽくあり続けるためには、一度出来あがった”ヱヴァっぽさ”を自己破壊しつつ、新たな”残尿感”を立ち上げなければならない」っていう宿命がそこにはあるんだと思う。だから、「こんなのヱヴァじゃない!」っていう人が多いのも百も承知であえて言いますと、庵野さんはヱヴァをリメイクするとした時点で、こうでもしないと成り立たなかったんじゃないかと思うんだよね。
ただやっぱり、劇場で大勢のオーディエンスを楽しませるということから評価を下すとすると、どうしても☆2つになるわけですが、その評価の理由は、そういうことです。とりあえず完結するまで単体で評価できないっていうのも大いにあるけど。これでまた、次回作まで大勢のオーディエンスが賛否両論巻き起こしつつ、続きが気になって気になってしょうがない症候群にかかっていくっていうこの状態こそが、「ヱヴァの呪い」なんじゃないかなんて、思うわけ。庵野さんはそこんとこ、驚くほどSでいやらしい笑
年間100作品目指して現在、80/100。はい、12月に20作品見れば100本達成ですねw もう、無理しないことにしよう… でも、まだ目指しますよ。ええ。楽しい楽しい12月w
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