2013/10/29

当たり前の中に

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いいともが来年3月に終了するらしい。

まあ、なんの身にもならない、中身のない番組だと思います。見終わった30分後には何やってたのかほとんど覚えてない。そこが、いいとものいいところで、それがまるで風景のように32年間続いていることが、芸事の世界においてどれだけ希有なことか。

よく揶揄で、「死んだ瞬間に突然惜しまれだす人」という言い方をするけど、いいともは、なんかちょっとそういうのと違う気がするんだよね。確かに最近はマンネリだとかつまんねーだといろいろ言われていたり、視聴率も実際下がってきていたりしたけど、それでもいいともは32年間ずっと、”今”にあり続けたんだと思う。古典芸能とトレンドの間にずっとあり続けたことは一重に、タモリの職人芸であり、評価されにくい引き算の存在感があるんでしょね。


たまたま樋口毅宏著の「タモリ論」を読み始めて3日目くらいのタイミングでの終了発表だったので、いろいろ考えるきっかけにはなったけど、タモさんがこれまで背負ってきた十字架を降ろして、元々のアングラのしょーもないふざけた芸風で、タモリ倶楽部とかあーいう番組でまたクスクスさせてくれることを期待しつつ。

本当にCXには大変な時代が、真に始まるんでしょうね。


タモリ論 (新潮新書)
樋口毅宏
読了日:10月27日
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