2011/07/16

MELODION PRO-37AR ~50th Anniversary Model~

Check    Clip to Evernote

いい買い物を、ついついしてしまいました!笑

SUZUKIの【Melodion】 PRO-37の鈴木楽器50周年記念限定モデル。要するにわかりやすくいうと、鍵盤ハーモニカです。でも、小学校のときに使っていたようなやつと比べたら、全然上等な一品。限定モデルだけの赤いボディと、マウスピースがラッカー仕上げなのにやられて購入してしまいました。

実は鍵盤ハーモニカは持っていたんですけど、ひょんなことで久々に吹いてみたら音が出なくて・・・ いずれはいい一台を買おうと思っていたので、結果オーライでございます。

普段、キーボードをメインでプレイしていると、彼らは電子楽器なわけで、音が発音されるメカニズムを弾いていて体感できる割合がどうしても低いんですね。というのも、発音原理が体感できないから。確かに鍵盤を押すことによって発音している”風”ではあるんですけど、物を叩いたり弾いたりして音を実際に『物理的に』鳴らしているのと比べて、体に遠いところの出来事だと思う。

最近よく、身体性について考えているんだけど、「物理的に何が起こっているのか、体感できること」っていうのは、その出来事と自分の心のシンクロ率という意味で重要なファクターなんだろうなあと思います。なので、鍵盤ハーモニカはそういう、電子キーボードにはない、「確かに息を入れて鉄板を振動させて音が今ここで鳴っている」という、身体に近いところでの演奏している実感が強くて、気持ちいい。トロンボーンをやっているときなんか、唇震わせて音を鳴らしていたわけで、そのときの身体性の強さを思い出した感じで、買ってよかったほんと。

身体に近いところで音を出す、という意味では、息を使っているというのもとってもいいことで。音楽のフレーズにはすべからくして「呼吸」が存在すると思っていて、心地よいメロディには、それが呼吸楽器であろうがなかろうが、「息」があると思う。鍵盤楽器は息を考えずに無尽蔵にベロベロ弾き続けられてしまうがゆえに、聞いていて心地よくないフレーズを立て並べてしまうこともしばしば。それを矯正するっていう意味でも、この楽器は気持よいです。メロディ開発に使えそうと期待。


いやー、やっぱり電気がなくても鳴る楽器はいいですね!笑
いい買い物でした。いつかライブで使ってやります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Mobile Edition
By Blogger Touch