2013/07/01

はいり流チャンスオペレーション

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せせらぎ…?

たまたま録画で見てた「王様のブランチ」のなんかの舞台のインタビューで、片桐はいりが自分の休日の過ごし方を話してたんだけど、それが面白くて。ふと思いついた単語をGoogle検索にかけて、表示されたとこに行くらしいんですわ。たとえば、「今日は”せせらぎ”で行ってみるか」って日は、「せせらぎ」で検索かけて、そこにホントに行くとのこと。

【チャンスオペレーション】っていう言葉があるんですけど。元々は作曲にまつわる言葉で、ジョン・ケージの超有名曲「4分33秒」なんかを語るときに出てきます。【偶発性の音楽】とも言われますけど、あの曲は、まあ、無音のまま4分33秒が過ぎるだけなんですけど、客席のお客さんたちの戸惑いや怒号が徐々に大きくなっていって、席を立つ音、足音がその時間内に変化していくのも含めて、計算通りの音楽でそれが「4分33秒という曲」であるという、まああれです。すべてを決めきるんではなくて、そこに面白いことが偶発的に起こるという器を創っておいて、後はその器の中で起こることに委ねるわけです。社会実験的なプランニング手法とでもいいましょうか。さいころ振って給料を決めることが、愛社精神につながるみたいなあの会社の制度も、チャンスオペレーションって言えるかもね。


片桐はいりのチャンスオペレーションがなかなか面白くてすばらしいなって思ったので何かの企画に活かせないかなと思ってメモポストでした。企画の内容がコントロールしきれないっていう点、リスクは必ず出てきてしまう手法ではあるんだけどね。それこそ、「せせらぎ」で検索してトップに出てくる結果をみてもらえれば分かると思うけど、休日の過ごし方くらいなら、本当にいやだったらやめればいいかもだけど、実際の仕事の企画でやる場合は、オペレーションが最悪の振れ幅に振れた場合どうなるかも、そのオペレーションの中に踏まえてないとならないわけで。リスクヘッジもチャンスオペレーションのうちってことすかね。

企画の手法メモでした。

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