2011/06/03

脳トリガーと朝ルーチン

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朝から会社のPCが連続してクラッシュ。今はなんとか安定してるのでこれが書けているわけですが、本来書こうとしてたネタを書く気力がうせたので、徒然書きをしている次第。

何が一番情けないって、PCごときが起動しない朝っていうだけで心が荒れる自分の器ですよほんと。確かに今日はせっかく早起きして、ちゃちゃっと仕事を終わらせて飲みにいくつもりではあるにせよ。もっといってしまえば、「別にPCなんて起動しなくてできる仕事はたくさんある」にもかかわらず、PCがつかないというだけでなんとなく自分の作業に対するモチベーションごとショートして、まるごと止まってしまう脳、こいつが情けない。

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ファーブル先生は昆虫実験の一環として、確かハチか何かに対して、「巣作りおよび子育て」の工程に介入して、いわば「手伝ってあげちゃう」実験をしたことがあって。結論からいうと、ハチは死んでしまうんですよ、プログラムがバグって。ひとつひとつの工程が連続した流れになっていて、その直前にやっていたことがトリガーになって次にやることがダウンロードされているんでしょう、脳から身体に。それを人が横取りしちゃうと、そのままグルグルその場で歩き回り続けて、のたれ死んじゃうわけ。

人間は昆虫じゃないから、外的環境の変化に応じて、もっとも自分の生命に安全で最良の判断をその都度、脳で判断できるわけで、遺伝プログラムからその意味で、離脱できる。「決まりごとから離れられる、という決まりごと」を頭の回路に持てているっていう感じでしょうか。それなのに、どうもPCが止まっているという状況は自分にとって、いろいろなトリガーを引けない状態ってことらしい。

「現代人はデジタルデバイスに依存しすぎである」なんていう一般論はここで論じても仕方なし。大事なのは、本当にやりたいこと・気持ちいいことを、惰性じゃなくてちゃんとその都度、身体と脳で判断して、そのとおりに身体を導いてあげることなんでしょうね。もちろん、ルーチンは人の精神を安定させたり、その安定した精神の上にしか成り立たないクリエイティビティもあるでしょうから、それはそれで大事なんだけどさ。なるべくそのルーチンは、身体性を伴ったものの方がいいんだろうよきっと。BRUTUSの朝飯特集をたまたま昨日読んだんだけど、どのフィールドで活躍されている人でも、一流の人は朝飯にも何か流儀がある、ルーチンがあると思うし。朝くらい、身体が喜ぶルーチンをしたいっすね。その上で、さて何やろうか。


砂漠とか、塩湖とか、そういうデジタルバイバイな日々をこの夏は過ごしてみるのもいいかもね。完全なる孤立。嫌いじゃない。


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